
「つむじはげ」とはつむじ周辺に薄毛が進行している状態です。明確な定義はありませんが、つむじ周辺で透けている地肌の面積が広かったり、つむじ周辺の髪が細くなっている場合はつむじはげを発症している可能性が高いです。
このつむじはげは女性で悩む方が多く、また10代や20代でも発症する方が多い薄毛の症状です。今回はつむじはげの原因や対処法、他の薄毛との違いなどを解説していきます。
つむじはげの特徴
つむじはげの主な特徴は、頭頂部の地肌が透けて見える、髪が細く薄くなる、といった症状です。
明確な医学的定義はありませんが、次のような症状が複数当てはまる場合、つむじはげが進行している可能性が高いと言えるでしょう。ぜひ一度、鏡の前で確認してみてください。
□ 頭頂部の地肌が透けて見えている
□ 頭頂部の皮膚が赤っぽく見えている
□ 地肌の見える範囲が広がっている
□ つむじ付近の毛が細く、薄くなっている
若い女性に多い原因
若い女性に多いつむじはげの原因について、代表的なものをいくつかご紹介します。
原因①:髪を引っ張るような髪型
ポニーテールなど髪を引っ張る髪型は頭皮に負荷がかかり、髪が抜ける原因となります。強く髪を引っ張る髪型による薄毛は「牽引性脱毛症」といい、つむじはげになる女性のうち10代・20代の若い方は特にこの原因が多いです。髪型を変えたり、結び方を緩くすることで負担がかからないようにすると良いでしょう。
原因②:慢性的なストレス
ストレスを溜め込んでしまうと、自律神経のバランスが崩れ血流が悪くなり、髪がもろくなってしまいます。仕事や人間関係で抱えたストレスはできるだけ趣味などで発散するように心がけましょう。
原因③:ヘアスタイリングやカラーリングによるダメージ
パーマやヘアカラーなど、さまざまなスタイルを楽しむ女性は多いものの、これらの施術は髪に負担をかけがちです。とくに刺激の強いカラー剤は頭皮へも影響を与える恐れがあります。ダメージを抑えるには、パーマやカラーリングの頻度を控えめにし、定期的に髪の結び方を変えるなど、髪と頭皮を休ませる工夫を取り入れるとよいでしょう。
原因④:紫外線
さらに紫外線は頭皮を乾燥させる要因にもなります。紫外線の影響で髪が育ちにくい頭皮環境になってしまいます。紫外線量が多い日は、帽子や日傘を活用してしっかりとガードしましょう。
つむじはげの対処法
原因を取り除く
つむじはげの原因がはっきりしている場合(髪型による影響や過度なパーマ・カラー)まずはその原因となっている習慣を控えることから始めましょう。髪型を変えたり、紫外線対策をしたりするだけですぐに良くなる場合もあります。
治療薬を服用する
なかなか症状が改善しない方や、早く治したい方は治療薬の服用がおすすめです。薄毛治療薬には内服薬だけでなく外用薬もあるので、つむじの気になる部分に塗布して発毛を促すことも可能です。ただし副作用があったり、発毛効果が出過ぎてしまう場合もあるので、服用を検討される場合は必ず医師の診察を受けましょう。
髪型を工夫することで目立たなくする
治療の効果が出るまでの間などは髪型を工夫してつむじはげを目立たなくする方法がおすすめです。つむじの薄毛が気になるとそれ自体がストレスとなり、さらに薄毛が進行してしまう要因となることも。できるだけ気にならないような髪型をすると良いでしょう。トップにボリュームを出したり、ウィッグを使ったりするのも有効です。
他の症状との見分け方
つむじのみで薄毛が進行しているのか、それとも放っておくと他の部分でも薄毛が進行するのかによってとりうるアクションが異なるので、つむじはげを他の症状と見分けるのは非常に重要です。
原因から見分ける
つむじはげとよく混同されるものに女性型脱毛症(FAGA)があります。FAGAは頭頂部から薄毛が進行する場合もあり、放っておくと全体に抜け毛・薄毛が広がってしまいます。FAGAは更年期や生活習慣の乱れによるホルモンバランスの乱れが原因の一つとして考えられています。
自分のつむじはげが髪型や紫外線などによるものなのか、それともホルモンバランスの影響なのか振り返ってみると良いでしょう。
迷った場合は医師に相談を
つむじはげの原因を自己判断するのが難しいという方は、無理せずお医者さんに相談しましょう。髪質や頭皮の状態から原因やあなたに合った治療法を紹介してくれます。
まとめ
いかがだったでしょうか。さまざまな原因によって引き起こされるつむじはげ。薄毛は見た目にも影響するので原因を突き止め、効果的に治療を行いましょう。
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