フィナステリドやめてよかった?全男性が知っておくべきこと

2022.04.28
# Mens hair
クシと薄毛治療薬

フィナステリドをやめたら…

薄毛は、年齢・性別を問わず現代人の大きな悩みの種です。薄毛によって自信を失うなど、精神的な痛みを伴うことも多いもの。実際、薄毛をクリニックでの治療によって解決する方はますます増えてきています。

しかし薄毛治療と聞くと、金銭的な負担を感じる方が多く、治療に踏み切れない場合や、治療をやめようかと検討している場合があるのも事実です。

そこで今回は、薄毛治療の最もベーシックな治療法であるフィナステリドの服用について、費用の面だけでなく、効果や副作用について他の治療薬との比較を交えながら解説していきます。

フィナステリドを持つ手

フィナステリドとは

そもそもフィナステリドとはどのような薬なのか、という点について解説します。

そもそもフィナステリドって?

フィナステリドとは、男性型脱毛症(AGA)の治療薬として厚生労働省に承認されている処方薬です。抜け毛の原因であるDHTという物質の生成をブロックすることで、薄毛の進行が改善されます。

フィナステリドが効く薄毛のタイプ

まず、薄毛には大きく四つの分類があります。

男性型脱毛症
成人男性が発症する脱毛症で、徐々に薄毛・抜け毛が進行する疾患です。 おでこの生え際か頭頂部、あるいはその両方の髪の毛が薄くなっていくのが特徴です。

退行性脱毛
重度のストレス、感染症、手術、発熱を伴う病気、栄養不足、ホルモンの変化、特定の薬の副作用などが原因で起こる、一時的な脱毛の一種です。

円形脱毛症
病原体などから身を守る免疫が自分自身を攻撃してしまって、髪が丸く円状に抜けることがあります。ストレスや感染症が関係していると言われますが、実は原因はいまだに解明されていません。

牽引性脱毛症
ポニーテール脱毛症とも呼び、髪を習慣的に結んだり引っ張ったりすることが原因で、引っ張られた毛根に負荷がかかって抜け毛が発生します。

フィナステリドは、この中の男性型脱毛症に効果を発揮します。男性型脱毛症は、体内でジヒドロテストステロン(DHT)が生成されることによって引き起こされます。フィナステリドはこのDHTの生成を抑制する働きをします。

フィナステリドの使い方と効果

フィナステリドは1日1錠、好きな時間に服用します。飲み忘れた場合、その日はスキップして、次の日から飲めば良いことになっています。効果としては、3〜6ヶ月で実感できるとされています。研究では、98%の患者にAGA進行抑制効果が現れるという結果が出ており、使い方の手軽さと効果の面から、AGA治療にあたって最初の治療法として用いられることが多いです。

フィナステリドの副作用

ほぼすべての薬と同様に、フィナステリドにも副作用を引き起こす可能性があります。フィナステリドの副作用のほとんどは軽度ですが、念頭に置いておく必要があります。

フィナステリドの副作用は以下の通りです。

これらの副作用の発症確率は1%未満です。副作用が少なく、効果もほとんどの男性型脱毛症に現れることから、フィナステリドは男性薄毛治療の「ファーストチョイス」とされています。万が一、フィナステリドの副作用が生じた場合、医師へ相談しましょう。また、フィナステリドを使用する前に、現在服用している薬、サプリメント、健康リスクなどの情報を医師に伝え、指示を仰ぐようにしましょう。

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フィナステリド以外の治療法

ここまではフィナステリドについて解説してきました。ここからは、薄毛治療におけるフィナステリド以外の治療薬についても触れ、フィナステリドとの比較を行いたいと思います。フィナステリド以外の治療薬として、ここでは代表的な2つを挙げたいと思います。ミノキシジルとデュタステリドです。

ミノキシジル

毛根を包む組織である毛包に直接作用し、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進することによって発毛を促進します。 ヘアサイクルに変化が起こり小さくなった毛包を大きく深く成長させることにより、細く軟毛化した毛髪を太い毛に成長させます。

デュタステリド

フィナステリドと同様に、DHTの生成を抑制することで脱毛を防ぐ効果があります。テストステロンをDHTに変化させる5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があります。フィナステリドはⅡ型をブロックする働きがありますが、デュタステリドはⅡ型に加えⅠ型もブロックするため、効果がより強いとされています。

フィナステリド ミノキシジル デュタステリド、どれが良い?

フィナステリド、ミノキシジル、デュタステリドを費用・効果・副作用の3つの観点から評価し、比較したいと思います。


フィナステリド

ミノキシジル

デュタステリド

費用


5,000円~1万円/月


5,000円~1万円/月


1万円超/月

効果


抜け毛を防ぐ


発毛を促進する


フィナステリドより脱毛抑制効果が高い

副作用


発生率は1%未満


動悸などの副作用。不整脈持ちは非推奨


フィナステリドより副作用の発生頻度が高い

副作用
ミノキシジル、デュタステリドと比較して副作用が最も少なく、続けやすい薬であると言うことができると思います。

費用
デュタステリドと比較すると、クリニックにもよりますが、およそ1/2ほどの価格で利用できるので、最も安価な治療法と言って差し支えありません。フィナステリドが劣っていると思われる点は効果の点です。

効果
デュタステリドの方が、脱毛抑制の効果が強いと言われています。しかしその分、デュタステリドは副作用の発生頻度が高くなっています。

フィナステリドをやめた時のデメリット

上記を踏まえた上で、現在フィナステリドを服用しているけれども、続けるか迷っている人に向けて、フィナステリドをやめた時のデメリットについて解説します。そもそも、フィナステリドの服用をやめようかと悩む理由に多いのが効果の実感の無さです。しかし、どの治療薬でも、効果を実感できるまでに数ヶ月の期間を要します。辛抱強く薬を服用することが、薄毛治療においては重要です。

デメリット①:脱毛が進行してしまう

デメリットとして最も大きいのが、脱毛の進行です。服用をやめて血中から有効成分が無くなれば、以前と同じように脱毛が進行していくケースがほとんどで、効果を実感できていた人も1年ほどで治療前の毛量に戻ってしまうことがあります。そうなると自分自身でボリュームダウンに気づいてショックを受けたり、周りの目が気になったりなど、心理的な問題が発生するかもしれません。

デメリット②:新たな治療法を探す手間がかかる

それ以外のデメリットとして考えられるのが、新たな治療法を探す必要があるということです。つまり、新しく通院する手間がかかってしまうのです。医師と相談し自分に合った治療法を探し、効果を実感するのはさらに先になってしまうかもしれません。

まとめ

現在、金銭的な理由などからフィナステリドをやめたいと考えている人は少なくないと思います。ですがやめた場合には、脱毛の進行が早まってしまう可能性があることや、新たな治療法を探す手間がかかるなどのデメリットも存在します。Actually, では、従来のクリニックの相場よりも安価でフィナステリドをご用意しています。一度無料で診察を受けてみてはいかがでしょうか?

男性薄毛治療薬であるフィナステリド

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Author
サービス代表者
乾 陽平
Yohei Inui

医療家系で育ち、若くに父が病死したことから、ヘルスケア領域での社会貢献を志す。自身が薄毛に悩んだ経験から「すべての人をデリケートな健康問題から解放する」をミッションにしたオンライン診療サービスActually, を創業。京都大学経済学部卒、ボストンコンサルティンググループにて企業の経営戦略策定を支援。