ビマトプロスト（ルミガン）はまつ毛に危険？副作用・色素沈着の真実と安全対策を専門家が解説

まつ毛美容液ルミガン（ビマトプロスト0.03%）とは？

ビューラーやエクステに頼らずに“自前のまつ毛”を育てたい——そんなニーズから脚光を浴びているのがルミガン（ビマトプロスト0.03％点眼液）です。
本来は緑内障や眼圧を下げるために処方されてきた医薬品ですが、治療中の患者のあいだから「まつ毛が伸びて濃くなる」という偶然の報告が相次ぎ、美容目的での使用が広まりました。
ビマトプロストは毛包のサイクルに働きかけて成長期を長引かせるため、継続使用すると

• まつ毛の長さが伸びる
• 一本一本が太く、濃くなる
• まつ毛の密度が濃くなる

といった変化が期待でき、マスカラやエクステに頼らず“素のまつ毛”を底上げできます。

効果が高い分、知っておきたいリスクも

ただし、医薬品ゆえのリスク・危険性はゼロではありません。充血やまぶた・虹彩の色素沈着、上まぶたのくぼみ（眼窩脂肪の減少）などが報告されており、塗布量やタイミングを誤ると副作用の確率が上がります。ルミガンは「効き目が強い＝使い方にもコツが要る」製品と覚えておくことが大切です。

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ルミガン／ビマトプロストの効能・効果は？

まつ毛を「伸ばす・太くする・濃くする」3つの働き

ビマトプロスト0.03％（ルミガンの有効成分）は、まつ毛の成長期を長引かせる作用があるため、まつ毛の生え際に塗布すると長さ・太さ・本数のすべてを底上げすることが確認されています。マスカラやエクステで“盛る”のではなく、自分の毛そのものが育つため、仕上がりが自然なのが特徴です。

医薬品としての正式な承認歴

2008年12月、米国FDAはビマトプロスト外用液（商品名ラティース）を 世界初の「まつ毛貧毛症」治療薬として認可しました。緑内障点眼薬から偶然見いだされた美容効果が、公的機関に評価された形です。
また日本でも、ルミガンと同成分のグラッシュビスタ（有効成分ビマトプロスト0.03％）が、2014年3月に厚生労働省によってまつ毛貧毛症の治療薬として製造販売承認を受けています。

研究で示された具体的な数値

実証例として、ビマトプロストの外用薬を用いた278人の参加者を対象とした臨床試験では、16週間投与した患者のまつ毛長が25%長くなり、6%太くなった※という高い改善率が確認されています。

※ 出典：Smith S et al. Eyelash growth in subjects treated with bimatoprost: a multicenter, randomized, double-masked, vehicle-controlled, parallel-group study (2011)

ルミガン／ビマトプロストが「危険」といわれる理由は？

一部で「ビマトプロストは危険」と言われるのは、副作用のリスクがあるためです。以下に、よくある副作用や、重要な副作用を紹介します。

◉ 比較的よく見られる副作用

目の充血

使用初期に目の充血が見られることがありますが、多くは一時的であり、継続使用により軽減する傾向があります。

目のかゆみや乾き

目のかゆみや乾燥感が出ることもあります。違和感が続く場合は、使用を一旦中止して医師に相談しましょう。

まぶたの色素沈着

まぶたに色素沈着（黒ずみ）が生じることがあります。これは、薬剤が皮膚に付着することによって起こるため、塗布後は余分な薬剤を拭き取ることが推奨されます。

◉ まれに起こる副作用

虹彩の色の変化（虹彩色素過剰）

まれに、メラニンが増加することで黒目（虹彩）の色が濃くなることがあります。継続使用すると徐々に進行し、中止すると止まります。これは使用中止後も消失しない可能性があるため、注意が必要です。

まぶたのくぼみ（眼瞼溝深化）

長期的にルミガン／ビマトプロストを使用すると、まぶたの脂肪が減ることで「まぶたのくぼみ（眼瞼溝深化）」が生じることがあります。これは、ルミガン／ビマトプロストの使用をやめても元の状態に戻らない可能性があります。ですので、副作用が出ていないか慎重に確認しながら使用する必要があります。

まつ毛以外の多毛

薬剤がまつ毛以外の皮膚に付着すると、その部分の毛が濃くなることがあります。塗布時は、まつ毛の生え際に限定して行い、周囲の皮膚に付着しないよう注意してください。

正しく使えば「危険」ではない

ビマトプロストは、医療機関で処方されるお薬です。市販のまつ毛美容液とは違い、効果が科学的に認められている反面、副作用にも注意が必要。

• ✅ 用法・用量を守る
• ✅ 医師の指導のもと使う
• ✅ 異変があればすぐに相談する

といった基本的なことをしっかり守れば、安全に美まつ毛を目指すことができるお薬です。

危険性・リスクを最小限に抑えるための注意事項

👁 コンタクトレンズは外してから使いましょう

コンタクトを装着したままの使用はNG！
ビマトプロストの成分がコンタクトレンズに付着すると、薬剤がレンズの表面で濃縮され、角膜の炎症や上皮の異常を引き起こす可能性があります。
👉 必ずレンズを外してから塗布し、塗布後15分以上空けてから装着してください。

🖌 塗布用ブラシの毛先には触れない！

塗布ブラシの先端に直接触れると、雑菌が付着して目元に炎症を起こす原因になります。
使用前後はブラシを清潔に保ち、保管時も衛生的な場所で管理しましょう。

💧 塗りすぎ注意！色素沈着の原因に

「もっと効くかも」と思って塗布量を増やしてしまう方もいますが、それは逆効果。
塗布量が多すぎると、目尻や目の下に薬剤が流れて色素沈着を起こすことがあります。
👉 使用は 1日1回、就寝前にまつ毛の生え際へ適量のみを守ってください。

👀 まぶたのくぼみ・黒目の変色に注意

ルミガン／ビマトプロストを長期間使っていると、まぶたが徐々にくぼんだり、黒目（虹彩）の色が濃くなるといった変化がまれに現れることがあります。
これは副作用の一種で、ルミガン／ビマトプロストの使用をやめると進行は止まりますが、元の状態に戻らない可能性があるので、異変を感じたら早めに医師へ相談してください。

🧑‍⚕️ 場合によっては事前にかかりつけ医に相談が必要

以下に該当する方は、使用前に必ず医師に相談しましょう。薬剤の併用により、効果が弱まる、または副作用のリスクが上がる可能性があります。

• 眼の治療中、持病がある
• 他のまつ毛育毛剤（特にプロスタグランジン系）を使用している
• 高眼圧症や緑内障などで点眼治療中

ルミガン／ビマトプロストを処方できない方

以下に当てはまる方は、ルミガン／ビマトプロストの処方ができません。

• 授乳中、妊娠中、又は妊娠予定の方：胎児や乳児への影響が否定できないため、使用は推奨されません。
• 未成年の方：禁忌と断言できませんが、小児に対する安全性が確立されていません。
• 過去にルミガンに含まれる成分で過敏な反応が出た方：再度アレルギー反応が起こる可能性があります。
• 無水晶体眼あるいは眼内レンズ挿入眼（ICLを含む）の方：眼内のバランスが非常に繊細なため、予期せぬ副作用のリスクを避けるために使用は認められません。
• 硝子体手術などの内眼手術の既往歴のある方：手術により、眼球内部の構造が変化しているため、ビマトプロストによる眼圧の変動や薬剤の影響が通常とは異なる形で現れる可能性があります。

一番安いオンライン診療サービスは？

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Actually,

QBクリニック

日本橋クリニック人形町院

料金

2,480円/月

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2,583円/月

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2,800円/月

※1

アフターフォロー

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オンライン診療

診察から治療薬の受け取りまで全てオンラインで完結

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公式サイト

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まとめ - 副作用が不安な方へ

ルミガン／ビマトプロストは副作用や注意事項がいくつかありますが、まつ毛美容に効果的な医薬品です。
オンライン診療サービス「Actually,」では、初めての方でも安心できるよう、一人ひとりに合わせたカウンセリングや経過フォローを丁寧に行っています。
また、スマートフォン一つで医師の診察が受けられるため、忙しい方や外出が難しい方でも無理なく継続できる環境が整っています。
副作用が心配で踏み出せない方は、まずはActually,でお気軽に相談してみてください。

Actually,はビマトプロスト（ルミガン後発薬）を、国内最安値水準で2,480円/月~で処方。

医師と話してみる

Author

乾 陽平

Yohei Inui

医療家系で育ち、若くに父が病死したことから、ヘルスケア領域での社会貢献を志す。自身が薄毛に悩んだ経験から「すべての人をデリケートな健康問題から解放する」をミッションにしたオンライン診療サービスActually, を創業。京都大学経済学部卒、ボストンコンサルティンググループにて企業の経営戦略策定を支援。